World
of maiden-force
☆世界観
『邪』は、太古の昔から人間界に侵攻を図ってきた闇の勢力である。
人を襲い、生気や肉体そのものを食らう存在は人類の脅威であり、退魔師達は社会の影で彼等を討ち払い、世界の平和を保ってきた。
個々の能力が高く、自意識も高い妖魔は単独行動を好み、人間界に侵攻してくる時も個体か、それに従属する妖魔の小集団、というのが彼等の行動様式であっ
たが、2年ほど前、『邪淫皇』と名乗る首領を頂点に邪界が統一・組織化され、それまでとは比較にならない程、効率的かつ苛烈な侵攻を、人間界にかけてくる ようになった。
このため、退魔師を統べる神凪家は、日本政府と国内有力財閥の支援を仰ぎ、現代科学と退魔の技を結合させた退魔専門部隊である、『メイデン・フォース』
を結 成した。【第1話より】
☆登場人物
◎メイデン・フォース本部
○メイデン・フォース
・南原朱美(なんばらあけみ)【初登場:第1話】
メイデン・レッド(攻撃担当)。
朱雀を守護に持つ、メイデン・フォースのリーダー。
正義感の強い、熱血派であるが、猪突猛進なところがある。
チームプレイを乱す沙夜子と折り合いが悪い。
・東河蒼乃(とうがあおの)【初登場:第1話】
メイデン・ブルー(防御担当)。
青龍を守護に持つ、メイデン・フォースの長姉的存在。
冷静沈着で、チームを陰から支える。
高校時代後輩であった西道雪と仲が良い。
・北山沙夜子(きたやまさよこ)【初登場:第1話】
メイデン・ブラック(遊撃担当)。
玄武を守護に持つ、メイデン・フォースの切り込み隊長。
一匹狼的な気質を持ち、他者と過度の関わり合いを持つことを嫌う。
朱美と折り合いが悪い。
・西道雪(さいどうゆき)【初登場:第1話】
メイデン・ホワイト(分析・作戦担当)
白虎を守護に持つ、メイデン・フォースの司令塔。
お嬢様然としており、殺伐とした雰囲気になりやすいチームのムード・メーカー的存在。
高校時代先輩であった蒼乃と仲が良い。
○メイデン・フォース本部スタッフ
・九重明日香(ここのえあすか)【初登場:第6話】
メイデン・フォース司令。
外向きは、湾岸ホールディングス代表取締役社長。
かつては名うての巫女退魔師だったが、ある事件以降、前線を引退。
神凪瑠璃の要望により、メイデン・フォースの司令に就任した。
・三島佳代(みしまかよ)【初登場:第6話】
九重明日香の秘書。
防衛省からの出向者で、階級は一尉。
有能な秘書であり、女性らしい細やかな心配りができる。
・藤崎礼菜(ふじさきれいな)【初登場:第6話】
メイデン・フォース医療部長。
外向きは、湾岸理化学研究所医療部長。
若手ながら、優秀な頭脳と技術を有する医師。
グラマラスな容姿を持つ。
・野田瑞希(のだみずき)【初登場:第6話】
藤崎礼菜の部下。
・蘇我皐月(そがさつき)【初登場:第9話】
メイデン・フォース技術部長。
外向きは、湾岸理化学研究所技術部長。
メイデン・フォースの技術開発を担う、優秀な若手研究者。
バイセクシャルで、北条由香里と関係を持つ。
・北条由香里(ほうじょうゆかり)【初登場:第9話】
蘇我皐月の部下。
蘇我皐月の大学院の研究室の後輩。
レズビアンで、蘇我皐月と『恋人』の関係。
・一色琴美(いっしきことみ)【初登場:第13話】
メイデン・フォース警備部長。
陸上自衛隊からの出向者であり、部隊指揮と狙撃に長ける。
スレンダーな容姿を持つ。
・伊集院桜子(いじゅういんさくらこ)【初登場:第13話】
メイデン・フォース戦闘部隊αチーム副長。
陸上自衛隊からの出向者であり、優れた突破力・攻撃力を持つ。
大柄で、女性らしからぬ筋力を有している。
・奥村兵衛(おくむらひょうえ)【初登場:第13話】
メイデン・フォース戦闘部隊βチーム隊長。
アフリカ帰りの元傭兵で、無骨な男。
αチームに対抗心を燃やしている。
・古田美紀(ふるたみき)【初登場:第18話】
防衛省からの出向者。
本省からの指示により、メイデン・フォース本部でスパイ活動を行っている。
・山本みずほ(やまもと−)
美紀の同僚で、スパイの先任者。
階級は2尉。
・青木文香(あおきふみか)【初登場:第18話】
メイデン・フォース総務部長。
警察庁からの出向者で、公安出身。
怜悧な印象を与えるキャリア・ウーマン。
・石川律子(いしかわりつこ)【初登場:第18話】
メイデン・フォース調査部長。
内閣府からの出向者。
・本郷聡美(ほんごうさとみ)【初登場:第18話】
メイデン・フォース装備部長。
防衛省からの出向者。
・木崎愛(きざき愛)【初登場:第18話】
メイデン・フォース本部職員。
勤続2年目のプロパー職員。
頑張り屋だが、まだ実力が備わっていない。
・近藤紗英(こんどうさえ)【初登場:第18話】
愛の先輩職員。
・舟木進(ふなきすすむ)【初登場:第18話】
βチーム隊員。
防衛省からの出向者で、レンジャー出身。
屈強な肉体を持ちながらも、童顔。
・石井恵子(いしいけいこ)【初登場:第18話】
αチーム隊員。
警視庁からの出向者。
女豹の様な、容貌を持つ。
・久保はるな(くぼ−)【初登場:第18話】
メイデン・フォース本部職員。
勤続5年目のプロパー職員。
行動がやや幼く、周囲に迷惑をかけることがある。
・君島希美(きみしまのぞみ)【初登場:第18話】
はるなの同僚。
○神凪本家
・神凪瑠璃(かんなぎるり)【初登場:第3話】
メイデン・フォースの後見人。
退魔師の総元締めである神凪家の当主で、神凪翡翠の双子の妹。
聡明で、慈愛に満ちた性格だが、必要とあらば冷徹にもなれる。
過去、邪淫皇に襲撃され、深手を負う。
・上月摩耶(こうづきまや)【初登場:第4話】
瑠璃の侍女兼執事。
四神の巫女に次ぐ神力を持ち、長刀の技で及ぶ者はない。
包容力のある女性で、皆から慕われている。
葵、楓とともに、神凪本家の『守護巫女』筆頭を務めているが、彼女達には上下の関係なく接している。
・出水初音(いずみはつね)【初登場:第16話】
神凪本家の下級巫女。
生真面目ではあるが、優しさで鬼にはなれないタイプ。
・初芝鈴(はつしばりん)【初登場:第16話】
神凪本家の下級巫女で、出水初音の後輩。
幼い性格と容姿で、甘えん坊。
その言行でよく、初音を困らせる。
・藤木茜(ふじきあかね)【初登場:最終話_True End, Bad End】
初音と鈴が所属する詰め所の所長。
神経質で、ややヒステリックなきらいがある。
・新藤小夏(しんどうこなつ)【初登場:最終話_True End】
初音と鈴が所属する詰め所の副所長格。
責任感が強い。
・蔵前葉月(くらまえはづき)【初登場:最終話_True End】
瑠璃の近習を務める幼い巫女。
明るく一所懸命な性格で、周囲を和ませる。
・水島葵(みずしまあおい)【初登場:最終話_True End, Bad End】
神凪家の『守護巫女』。
摩耶の一つ年下で、しっかり者。
・土持楓(つちもちかえで)【初登場:最終話_True End, Bad End】
神凪家の『守護巫女』。
葵の一つ年下で、勝ち気な性格。
・三縄桐絵(みなわきりえ))【初登場:最終話_True End】
摩耶の近習を務める若い巫女。
・神凪珊瑚(かんなぎさんご)【初登場:最終話_True End】
翡翠と瑠璃の間に生まれた娘。
『父』と『母』の優れた資質を継ぎ、強力な神力をその身に宿す存在。
その一方で、一般の人間とは異なる成長過程を見せるなど、『魔』の要素も併せ持つ。
・鴻上由佳(こうがみゆか)【初登場:最終話_Bad End】
神凪本家に仕える下級巫女。
・一条澄佳(いちじょうすみか)【初登場:最終話_Bad End】
巫女組織の地方支部に所属していた下級巫女。
邪界に捉えられ、『胎奴隷』に堕とされる。
○政財界
・大野龍蔵(おおのりゅうぞう)【初登場:第15話】
政・財・官に多大な影響力を持つ老人。
メイデン・フォースの運営方針を決定する『委員会』の『委員長』を務めているが、滅多に表に出てくることはない。
神凪瑠璃とは彼女が幼少の砌がら見知っており、神凪家の後見人的な役割を果たしている。
・藤森康平(ふじもりこうへい)【初登場:最終話_True End】
政府によるメイデン・フォース本部奪還作戦の指揮官。
・江口照美(えぐちてるみ)【初登場:最終話_True End】
メイデン・フォース本部奪還作戦警察第3分隊の指揮官。
○大学女子水泳部
・本多涼子(ほんだりょうこ)【初登場:第15話】
朱美が所属する、女子水泳部の部長。
女子水泳界では、強化指定選手となる程の実力者。
メリハリのある容姿を持ち、猫の様な雰囲気を醸し出している。
・前田明里(まえだあかり)【初登場:第15話】
朱美が所属する、女子水泳部の部員で、朱美の親友。
女子水泳界では、中堅どころの実力を持つ。
小柄で、どこか幼い雰囲気を持つ。
・藤田絵美【初登場:第15話】
朱美が所属する、女子水泳部の副部長。
女子水泳部では本多涼子に次ぐ実力者で、女子水泳界全体でも上位の存在。
クールで口数が少なく目立たないが、巨乳の持ち主。
・星野【初登場:第15話】
朱美の大学の、男子水泳部部長。
強化指定選手で、オリンピックでも有望視される程の実力者。
朱美が密やかな想いを寄せる相手。
◎邪界
・邪淫皇(じゃいんおう)【初登場:第3話】
邪界を統べる王。
群雄割拠の世であった邪界を、わずか数年で統一した絶対権力者。
絶大な魔力に加え、奸計に長ける。
人間であった邪水晶を拉致・調教し、配下に加えた。
・邪水晶(じゃすいしょう)【初登場:第2話】
邪淫皇の性奴隷にして、軍師。
かつては神凪翡翠(かんなぎひすい)という名の巫女退魔師で、神凪翡翠の双子の姉だった。
現在は邪淫皇の肉体改造、調教の結果、邪界に降り、淫魔と化している。
人間時代は聡明で高潔な人物であったが、邪淫皇の調教により、価値観は妖魔そのものに変じている。
・邪漢(じゃかん)【初登場:第1話】
邪界のNo.2。
かつては邪界の有力部族の長で邪淫皇に抗していたが、彼に敗北して以降、忠臣として尽くしている。
武人肌で、奸計を好まない。
邪水晶を快く思っていない。
・邪謀(じゃぼう)【初登場:第4話】
邪界のNo.3。
邪水晶が邪淫皇の配下に加わるまでは軍師の座を占めていたが、最近は邪水晶がその座を奪いつつある。
卑劣な奸計を好み、女をいたぶることを最上の喜びとする卑劣漢。
かつて、邪水晶の肉体改造を行った。
・淫梢(いんしょう)【初登場:第4話】
邪謀の性奴隷。
かつては菱沼梢(ひしぬまこずえ)という名の退魔師だったが、邪謀の肉体改造・洗脳を受け、現在はその性奴隷に身を堕としている。
・イツキ【初登場:第9話】
邪水晶が所有していた奴隷。
蘇我皐月に譲渡され、邪界の研究助手として使われる。
・流禍(るか)【初登場:第10話】
邪水晶配下の水妖(すいよう)。
かつては人間だったが、ある事件で妖魔と化した。
人間の体内に寄生して宿主から力を得ると共に、快楽の虜にする。
・邪紅玉【初登場:最終話_Bad End】
邪水晶と瑠璃の間に生まれた娘。
『父』と『母』の優れた資質を受け継ぎ、強力な魔力と神力を併せ持つ存在。
闇の巫女として処女を守られており、『黒巫女』達を指揮する立場にある。
・邪翠玉【初登場:最終話_Bad End】
邪水晶と邪淫皇の間に生まれた娘。
邪紅玉を凌ぐ魔力を有する。
誕生日は邪紅玉と同じだが長姉として扱われており、邪界の次期皇帝。
☆メイデン・フォース本部
外形上は東京湾岸の埋め立て地の外れに居を構えている、グループ企業群。
実態はメイデン・フォース本部。
東京東部の龍脈上に立地している。
◎組織及び所属長
・湾岸ホールディングス
代表取締役社長 九重明日香(ここのえあすか)
総務部 青木文香(あおきふみか)
調査部 石川律子(いしかわりつこ)
・湾岸警備保障
警備部 一色琴美(いっしきことみ)
装備部 本郷聡美(ほんごうさとみ)
・湾岸理化学研究所
技術部 部長 蘇我皐月(そがさつき)
医療部 部長 藤崎礼菜(ふじさきれいな)
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