四神戦隊メイデン・フォース

Bad End After_黒巫女(7)

 「ん・・・」
 摩耶は身じろぎすると、重い瞼を開けた。
 彼女の眼前には、
「・・・すぅっ、すぅっ・・・」
 気持ち良さそうに寝息を立てる、朱美の背中がある。

 呼吸に合わせて小さく上下するその背中に、
 スッ
 摩耶はそっと掌を重ねた。
 その掌越しに微かな、しかし確かな、生命の息吹とも言うべき温もりが伝わってくる。
「・・・」
 それに思わず、摩耶の頬が優しく緩む。
 自分の直ぐ側に『人』の温もりがあることがこんなにも、己の心を穏やかにさせる−それを皮肉にも、この邪界に来て初めて、彼女は知ったのだ。

 浴場で朱美と『愛』を確かめ合って以来、朱美や麻里と肌を重ねることに摩耶は、以前程の抵抗を感じなくなっている。
 当然、『巫女』としての誇りを捨てたわけではないが、自分を『受け容れてくれる』相手に対して、『好意』を示し示されること−その事自体には抵抗する意味を見出せなくなってしまったからだ。
 尤も、
「・・・え〜、分隊長、私ともエッチしてくださいよぉ」
「私も、私も!・・・麻里ばっかじゃズルイですよぉ」
 と、『好意を示す』分隊員からセックスを強請られるようになってしまったのには、閉口せざるを得ないが−

 摩耶は掌で朱美の体温を愉しんだ後、そっと彼女の翼に手を触れた。
 肩胛骨の辺りから伸びるそれは、『妖魔』そのものの徴ではあるものの今の摩耶には、愛おしさすら感じさせる。

「・・・んっ」
 思わず触り過ぎてしまったのか、朱美は微かに身じろぎをした。
 摩耶は慌てて手を離そうとするが、
「・・・摩耶姉ぇ・・・だいしゅきぃ・・・」
 そんな寝言を吐く朱美に、
「・・・くすっ」
 翼に触れたまま、思わず吹き出してしまう。

 昨晩は明け方まで、『獰猛』と言えるほどに愛し合ったのにもかかわらず、こんな幼い仕草を見せる彼女のギャップに、思わず『激しい』愛おしさが沸いてしまった。
 だがそれは、
 ムクッ
 摩耶の『愛』の象徴である『牡』をも呼び起こし、もう一度朱美と『愛し合いたい』という欲求をも励起する。
 しかし、ここでもう一度愛し合っては、これからの隊務に影響が出てしまうだろう。

 摩耶は、『愛し合いたい』欲求を抑えながらも、
「・・・ちゅっ」
 朱美の翼に軽くキスをして寝台を抜け出すと夜着を羽織って、
 バタンッ
 朱美の部屋を後にした。



 人の体温で暖まった室内を出た途端、
 ブルッ
 身を切るような外気の冷たさに、摩耶は身震いする。
 亜熱帯の様な気候の邪界ではあるが、緩やかな『四季』の様なものはあるらしく、このところ朝方は冷え込むことが多い。
 ブルルッ
 その冷気に当てられたのか『性欲』から一転、
「・・・ん・・・」
 尿意を感じた摩耶は、自室に戻る前に、便所へ向かうべく歩を進めるのだった。

「・・・?」
 摩耶が便所の少し前、丁度階段の下ほどまでやってきた時である。
「・・・んっ・・・」
 その奥から女の、くぐもった声が聞こえた。

 摩耶はその声の正体を確かめるべく、そっと、壁の隅から声の源に視線を向けた−
「・・・っ!!」
 彼女の視線に飛び込んできたのは、楓とメイドの姿であった。
 壁にメイドを押し付ける体勢で、肉棒を彼女へと突っ込んだ楓は、
 ショオォォッッ
 盛大に放尿し、
 ボタッ、ボタッ
 その結合部から溢れた小便が、彼女達の下に置かれたバケツに滴り落ちている。

 放尿する楓は、
「・・・お゛っ・・・ほぉ゛っ・・・」
 気持ち良さそうにアヘ顔を曝し、放尿の快楽に身を委ねていた。
 放尿されているメイドも楓に負けぬほど、
「・・・あ゛っ・・・かえで・・・さまぁっ」
 悦楽に塗れただらしのない表情で、それを受け容れている。

 やがて、
「・・・お゛っ・・・おお゛っ!」
 放尿の快楽で箍が外れたのか、
 ヌジュンッ、ヌジュンッ
 楓は獣の如く、腰を振り始めた。

「・・・!!」
 摩耶はその光景に、思わず後ずさる。
 確かに摩耶のみならず、葵や楓も、淫魔達とのセックスは日常のものとなりつつある。
 しかし、淫魔達には当然のものであれ、『人間』でありかつての『巫女』である『穴巫女』への『仕儀』は、『妖魔』とのそれと一線を画してきたのだ。
 ささやか過ぎる抵抗かもしれないが、彼女達『守護巫女』の3人が未だ同じ居室に寝起きしているのも、互いに『巫女』としての誇りを確かめ合う意味合いを持っている。
 それ故に、楓のこのような行為は、『裏切り』といっても良い−

 だが摩耶は何故か、それを咎め立てすることはできなかった。
「・・・っ」
 寧ろ、楓の行為に『恐怖』を感じた彼女は、足音を殺し、踵を返す−

「はぁっ、はぁっ・・・」
 楓達の声が聞こえなくなったところで摩耶は思わず、廊下を駆け出していた。
 それはただ、あの場を離れたい、ということだけではなく、少しでも『距離を置かなければならない』−そう本能的に感じたからだったが、
 ドンッ
「・・・きゃっ」
 注意力が散漫となった彼女は廊下の曲がり角で、何者かとぶつかってしまう。
 それは、
「・・・アカリ・・・」
 スカートを大きくはだけさせ尻餅をつく、メイド服姿のアカリだった。

「・・・摩耶様、申し訳御座いません・・・お怪我は御座いませんか?」
 摩耶からぶつかったのにも関わらず、アカリはそう言いながら摩耶を気遣う。 
「・・・え、ええ・・・大丈夫よ・・・貴女こそ大丈夫?」
 動揺しながらも摩耶は、そう言って固い微笑を浮かべると、床に開脚したままのアカリに手を差し出した。

 しかし、手を伸ばしながらも、
 ゴクリ
 朝露の如く濡れるアカリの一点に、視線が釘付けになってしまう。

「・・・有り難う御座います・・・よいしょっ」
 アカリはそんな摩耶の心情を知らずか、彼女の手を取るとそのまま立ち上がり、
「・・・失礼致しました、摩耶様・・・改めて・・・お早う御座います、摩耶様」
 そう、『メイドの挨拶』をするのだった。

 そして立ち尽くす摩耶に、すっと歩み寄ると、
 サワッ
「・・・摩耶様は・・・『大丈夫』ではいらっしゃらないようですね?・・・ココが大分腫れていらっしゃいますよ・・・うふふっ・・・」
 摩耶の陰茎を撫で回しながらそう、全てを見透かしたかの様な妖しい笑みを浮かべる。

「うっ・・・」
 摩耶は、尿意とも性意とも取れる込み上げに、思わず呻き声を漏らしてしまった。
 そんな摩耶を見ながらアカリは、陰茎から手を離し、廊下の壁に背を預けると、バケツを股下に置いて『便器』の姿勢を取り、
「・・・摩耶様、ご無理をなさらず、私どもをお使いくださいませ・・・私どもも、『淫魔』の方にお使いいただけることが、最上の悦びなのです・・・」
 摩耶を妖しく誘う。

 摩耶は、
「・・・『淫、魔』・・・」
 アカリのその言葉に、顔色を失った。
 確かに、淫魔達とともに『騎士』として勤めを果たしてはいるが、自分は紛れもなく『人間』なのだ−少なくとも摩耶はそう自認している。
 だが、『人間』のアカリにとって自分は既に、『人間ではない』存在なのだ。
 更にアカリは、愕然とする摩耶に、追い打ちの言葉を掛ける。

「・・・それに・・・」
 と、一度言葉を切ったアカリは、
「・・・葵様と楓様には、以前よりお使い頂いております・・・」
 そう、トドメの一言を放つのだった。

 ピシッ
 その刹那、摩耶の心に決定的な何かが走る。
「・・・う・・・わぁっ!」
 断末魔の如く叫んだ摩耶は、
 ドンッ
 アカリを壁に打ち付けると、
 ヌ゛ッ・・・ヌブ゛ブ゛ッ
 乱暴にアカリの中へ挿入し、
 ジョッ、ジョボボオォッ
 盛大に放尿を始めた。

 まるで、今まで堰き止めていた全てを流し込む様なそれは、
 プシャァァッッ
 バケツのみならず、壁や床、辺り一面に黄金水を撒き散らしながら、続く。

 ビチャッ、ビチャッ
 その跳ね返りを受けながらも摩耶は、
「・・・い゛っ、ふうぅ゛う゛んっ!」
 放尿の解放感に酔いしれていた。
 今までこんな素晴らしい快楽を我慢していたことが、馬鹿馬鹿しいほどに−

 一方、摩耶の『放尿』を受けるアカリも、
「・・・摩耶、様っ!・・・はげしっ・・・んっ・・・イっちゃいますぅっ!!」
 膣内、果ては子宮口まで洗う奔流に忽ち、絶頂へと追い詰められる。

 ビクンッ、ビクンッ
 絶頂で痙攣したアカリの膣肉は、
 ブショォォッ・・・ビチュゥゥッ
 摩耶の尿道を絞り、
「おほぉぉっ!?」
 ジュジョジョロッロッッ
 尿道を駆ける尿の感覚を、より鋭敏にした。

 流体にジョボジョボと、尿道の内壁を抉られる感覚に摩耶も堪らず、
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!」
 絶頂する。

 ボジョォォッ
 精が混じり、レモンイエローとなった『尿精』をアカリに注ぎながら摩耶は、
『はぁぁっ・・・気持ちイイっ♡』
 『便器』から伝わる余りの心地よさに、緩みきったアヘ顔を浮かべていた。
 それは、先程彼女が見た、楓の顔と何等違いはない。 

 ジョボボボォッ
 摩耶は『放精』を続けながら、
「うっ、ふうぅうぅんっっ♡」
 それを至福の表情で受け止めるアカリを、
『・・・アカリ、本当に気持ち良さそう・・・んふっ、私ったら、本当にバカみたい・・・』
 快楽で蕩けた『理性』で『認識』する。
 きっと楓や葵も、この事に気づき、無意味な抵抗は止めたのだろう、と−

 そしてそれは、
「・・・アカリぃ、今度からはいっぱい・・・オシッコしてあげるからね♡」
 歪んだ『結論』として、摩耶の口から零れ落ちた。

 しかしそんな言葉すらもアカリは、
「・・・ひゃいっ、摩耶しゃまっ!・・・アカリにいーっぱい・・・オシッコしてくだひゃいっ!!」
 感涙に噎びながら受け容れてしまう。

 そのアカリの歓喜に満ちた反応に摩耶の『蕩けた理性』は、
『・・・うふっ、アカリったら本当にしようがなんだから♡・・・これからは、『便器』として『使ってあげる』ね♡』
 『本来の理性』を打ち負かし、彼女の『常識』としてそれを刷り込むのだった。



 「・・・う、う〜ん・・・」
 摩耶は寝台に腰かけながら、右腕を左手で掴み、大きく伸びをした。
 暖かな陽光に照らされて彼女の美しい裸体が一幅の絵画の如く、借景に浮かぶ。
 アカリに放尿した日、摩耶は、葵、楓と話し合い、以前から邪鳳達に提案されていた個室への移動を決めた。

 摩耶がこの話を切り出した時、葵と楓は一瞬驚いた顔をしたが、来たるべき時が来た、と、摩耶の提案を素直に受け容れた。
 彼女達にしても『便器』の件のみではない『隠し事』を持ち、摩耶には一方ならぬ『気まずさ』を感じていたのだ。

 だが、彼女達は決して仲違いをしたわけでもなく、『巫女』としての誇りを捨てたわけではない。
 ただ、この世界の『ルール』とその『誇り』の調和を図りながら、互いに最善を尽くす、と、議論を尽くし決めただけなのだ。
 摩耶は摩耶の、葵は葵の、そして楓は楓の『最善』を尽くす−それが『守護巫女』、そして『守護騎士』としての役目なのだ、と。

 だが今日は、こんな感傷に浸っている暇はない。
「・・・ん・・・」
 身支度をしようと、摩耶がベッドを抜け出した時、
 コンコン
 計ったかの如くドアが鳴る。

 昨日言いつけたとおり、いつもより早めにやってきたようだ。
「・・・どうぞ」
 摩耶がノックの主にそう声を掛けると、
 ガチャッ
「・・・失礼致します」
 アカリが一礼して、室内に入ってくる。
 そして、
「・・・お早う御座います、摩耶様」
 いつも通り、『メイド』の挨拶をした。

「朝早くから、悪いわね」
 摩耶は本心からそうアカリに詫びるが、
「いいえ、摩耶様のお役に立てるのであれば、嬉しゅう御座います」
 アカリは、そう言って微笑む。

 キシッ
 ベッドから立ち上がって摩耶は、
 トンッ
 窓際に置いた椅子に座り、
 ビクンッ、ビクンッ
 朝起ちで震える肉棒をアカリに突き出し、
「・・・今日は『口』でお願い」
 と命じた。

 それにアカリは、
「・・・畏まりました」
 ニチャアァ
 期待で粘つく口を開くと、
「ちゅっ・・・んぐっ、ぐっ・・・ちゅううっ」
 一気にそれを飲み込み、唇をきつく窄める。

 摩耶はアカリの準備が整ったことを認めると、
 ショッ・・・ショオォォッ
 アカリの中へ、放尿を始めた。
 彼女達『メイド』を『便器』として使う場合には、『口』『膣』『アナル』の3つの選択肢がある。
 アカリは『膣』を最も好むが、今日は自室での排泄ということもあり、摩耶は『口』を選んだのだった。

「・・・ん゛っ・・・んん゛っ」
 アカリの中へ放ちながら摩耶は、その解放感に酔いしれる。
 その摩耶の気持ち良さそうな表情にアカリも、
「・・・んっ・・・ふっ・・・」
 摩耶の肉棒を咥えながら、嬉しそうな表情を浮かべた。
 『淫魔』に仕えることが最上の悦びである彼女達にとって、その『一員』である摩耶に悦ばれる−それは、至上の喜悦でもあるのだ。

 そんなアカリを見ていると、頑なに彼女達を『便器』として使うことを拒んでいた自分が馬鹿馬鹿しくさえ思える。
 彼女達『メイド』の『有り様』を認め尊重することこそ、彼女達の『人格』を認めることと等しいのだから−

 ショオォッ
「・・・んっ」
 摩耶は一頻り放尿し、その勢いが弱まり始めたところで、
 ヌリュッ、ヌリュッ
 アカリの上顎に肉棒を擦りつけた。

 その『サイン』を受けてアカリは、
「・・・んっ・・・んぐっ・・・ねりゅん」
 尿を飲み干しながら肉棒への愛撫を始める。
 摩耶はそれに、
 ニュクンッ、ニュクンッ
 アカリが口の端から尿を零さないよう、ゆっくりと腰を動かし始めた。

 今日は重要な式典に参列する予定がある。
 淫魔は己の『牡』を誇示することに、『美』と『誇り』を感じる価値観を有しているが、未だ『人間』の摩耶にとってそれは、些か気恥ずかしさを伴うものであった。
 故に摩耶は、アカリに一度放ち、『牡』を『処理』しておこうと考えたのである。
 それに、アカリにとっては『精』が、一番の『馳走』なのだ。

 正に『排泄』するためだけの射精は、
「んっ、ふんっ・・・ぬふんっ」
「んっ、んっ、んっ」
 『技量』に優れる彼女達にとって、容易い『作業』であった。

 直ぐに、
「んっ、くぅっ」
 ドロォッ、ドロォッ
 摩耶は絶頂を迎え、アカリの口内へ朝一番の濃厚な精を放った。

 アカリは、 尿と混じってもなお粘つくそれを、
「んぐっ、んぐっ・・・」
 懸命に飲み込みながら、
 トロォッ
 秘裂から蜜を溢れさせ、十二分に愉しむ。

 だがそんな彼女は、
 クチュッ・・・クニュッ
 内股を絞り、『主』の神聖な部屋の床を汚さぬ配慮は忘れない。

 摩耶は、健気なアカリに、
「・・・ふふっ、いいのよアカリ、床を汚しても・・・今日はお目出度い日なんだから、貴女も愉しんで・・・」
 グチャッ、グチャッ
 爪先で蜜壺を舐り、その忠誠に応えた。

 アカリは、
 クッ・・・ニチャァッ
 粘つく内股を開き、摩耶の『好意』を受け容れる一方で、
「ひぶぅっ!?・・・むふっ、ぶじゅっ」
 口許からダラダラと尿精を零しながらも、それを飲み干そうと矢張り懸命に、『忠勤』に励むのだった。

 邪水晶と瑠璃は『臨月』を迎え、互いに出産を待つばかりとなっていた。
 今日は、その出産とそれを祝う、重要な儀式の日−
 瑠璃が産む御子の『守護騎士』となった摩耶にとってこの日は或意味、『ハレ』の日でもある。
 その儀式に参列する摩耶の『身支度』を手伝うアカリにも当然、その『慶賀』の一端に浴する権利はあるだろう。

 摩耶は、
「んっ・・・ふっ・・・」
 ドピュッ
 最後の精をアカリに放つと、
 グチャッ、グチャァッ
 爪先で彼女の秘所を荒々しく弄り、『排泄』の終了を促すのだった。



「ぴちゃっ、ぴちゃっ・・・」
「もういいわ、アカリ・・・ありがとう」
 『排泄』の残滓を舐め清めていたアカリに摩耶がそう声を掛けると、
「んふっ・・・れろっ・・・畏まりました、摩耶様」
 最後の一滴を舐め取ってからアカリは、摩耶の肉棒から顔を離し、居住まいを直す。

 バケツに掛けた雑巾で、
「んっ・・・ふっ・・・」
 愛液が飛び散り、ベタベタになった秘所と内股をそれで拭うと、
「・・・よいしょっ」
 床に零れた己と摩耶の体液を、拭き取っていった。

 摩耶は、椅子から立ち、壁際のハンガーに歩み寄ると、礼装用の『アンダー・ウェア』に手を伸ばす。
 そしてそれに脚を通し、
「んっ・・・」
 一気に引き上げると、
 キュッ
 手慣れた様子で、調整紐を縛り上げた。

 鏡台の前で、左右に体を振り、
 ビチィッ
 しっかりそれが肌に馴染んでいるのを確かめると、
 カチャッ
 鏡台脇に置かれた甲冑用の櫃より礼装用の武具を取り出し、
 チャッ
 胸甲、股当てと身につけてゆく。

「んっ・・・」
 この瘴気溢れる淫魔用の魔具は、武具本来の役割に加え、『淫魔』の性悦を高める効果を併せ持つ。
 肉体改造により『淫魔』にも等しき存在となっている摩耶が、彼女達と同じ感覚を得てしまうのも無理はない。

 故に、
 ムクッ
 折角アカリに『鎮めて』もらった彼女の『牡』が、再び息を吹き返してしまった。
「・・・摩耶様・・・」
 それにアカリは、どこか期待の籠もった視線を向けるが摩耶は、
「もういいわ・・・時間もないことだし」
 苦笑でアカリを制すると、
 トスッ
 ベッドに腰掛け、
 クッ・・・キュッ
 黒革のヒール・ブーツを履く。

 そして両の足にそれを履き、
 トントンッ
 踵で床を叩くと、余計な緩みが亡いことを確かめ、
 スッ
 流れる様にベッドから立ち上がる。

 そして、
 キュッ
 櫃の上に置かれた手甲付きの手袋を填めると、
 カチャッ
 剣を吊すためのベルトを、腰回りに装着した。

 そして、
 チャッ
 壁の剣置きにある礼装用の剣を取ると、
 ヒュンッ、ヒュンッ
 虚空でX字に振り、
 カチャッ
 鞘にそれを収める。

「ふぅっ・・・」
 剣の切れに問題の無いことを確かめた摩耶の背後から、
「・・・摩耶様」
 マントをハンガーから持ち出したアカリが、両手でそれを広げて迎えた。
「有り難う」
 摩耶がそれに微笑んで背を向けると、
 バサァッ
 アカリが綺麗に着せ掛ける。

「・・・どうかしら?」
 摩耶が、アカリに居住まいの様子を尋ねると、
「・・・大丈夫で御座います・・・凜々しゅう御座いますよ、摩耶様」
 アカリはうっとりした表情で、摩耶を見上げた。

「・・・有り難う、アカリ・・・行ってくるわ・・・ちゅっ」
 摩耶はアカリに礼を述べながらキスをすると忠実な下僕は、
「行ってらっしゃいませ、摩耶様」
 眦と、
 トロォッ
 淫猥な『口』に感涙を浮かべ、『主』を送り出すのだった。



 カチャッ
 ドアから部屋を出ると丁度、葵と楓が自室から現れたところへ出くわした。
「・・・お早う、葵、楓」
 摩耶は『同輩』にそう微笑んで、朝の挨拶をする。

 それに葵と楓も微笑みながら、
「お早う」
「お早う」
 と挨拶を返してくる。

 ビクッ、ビクッ
 魔具の所為で怒張した己の分身が気になるが、
 見れば葵も、
 ビクンッ、ビクンッ
 逞しくそれを屹立させ、楓に至っては、
 トロォ
 亀頭と股当ての脇から、淫液を微かに染み出させていた。
 邪虎によって完全なるマゾへと躾けられた彼女は、これから自らのあられもない姿を見られることに興奮しているのか、頬を上気させてさえもいる。

 同輩達の姿に安堵した摩耶が、
「・・・それでは、行きましょう」
 そう声を掛けると、葵と楓は頷いて摩耶に続くのだった。



 カッ、カッ
 ヒールを響かせ回廊を颯爽と進む『守護騎士』に、
「・・・っ!!」
 居合わせた宮奴や妖魔達は畏れを持って平伏する。
 摩耶達はそれらを睥睨し、行進を続けた。

 だがそんな威風堂々たる外見とは裏腹に、
 カッ、カッ
 ヒールの甲高い声に呼応するかの如く、摩耶の心中は些か張り詰めていた。
 国家級の式典には幾度となく参列し、この邪界の『儀礼』にも通暁するようにはなっている。
 しかしそれは自分とは関係のない、どこか遠いものとして捉えていた。

 だが今日は、これまで『形式』として『忠義』を向けていた対象が、『生』を受け、『形』となるのだ。
 瑠璃が産むのは半分が『人間』であるとは言え、もう一方の半身は『淫魔』−
 それに、『牝』を犯し同族を増やす淫魔が、人間の『牝』を『孕ませ』、子を産ませることは極めて稀なのである。

 瑠璃と同時に出産する邪水晶のことも気掛かりではあるが、母子ともに『未知』の要素が多い瑠璃の出産にはより、摩耶は不安を感じていたのだった。
 しかしそんな彼女の不安を嘲笑うかの様に、玉座の間の入り口が見えてくる−

 入り口では、
 チャッ
 摩耶達と同じ礼装に身を包んだ麻里と絵美が、抜刀して摩耶達を出迎える。
 今日彼女達は、この式典の衛兵としての栄を受けているのだ。

 チャッ
 それに摩耶達も抜刀して返礼する。
 鞘に剣を戻した摩耶達は去り際に、可愛い部下達にウィンクすると、玉座の間へと進んでいった。

 フワッ
 玉座の間へ入るなり、強い香の匂いが摩耶の鼻腔を刺激する。
 玉座の前には背もたれ付きの巨大なベッドが置かれ、純白のマタニティ・ドレスに身を包んだ妊婦の二人が、股を開いて座していた。
 その二人の股座からは、
 ビチュッ、ビチュッ
 羊水とも出産を悦ぶ淫液とも知れぬ粘液が時折、潮を噴いたかの如く零れている。

 その二人の後ろには出産の介添えをする礼菜に、純白の『衣装』を穿いた医療担当の宮奴が控え、右側に座す邪水晶の脇には、四天王が列していた。
「・・・ふふっ、来たわね・・・」
 邪水晶が摩耶達にそう微笑むと、
「・・・守護騎士、只今罷り越しました・・・邪水晶様、瑠璃様・・・この度は誠に、お目出度う御座います」
 『守護騎士』の3人は流麗な仕草で、『主達』に最敬礼する。

 邪水晶はそんな彼女達に、
「ふふっ・・・有り難う・・・こんな儀式をしておいて言うのも可笑しいかもしれないけれど・・・もっと楽にして頂戴・・・貴女達は家臣だけど、『家族』でもあるの・・・ねぇ、瑠璃?」
 そう言うと、
 クチュッ
 瑠璃の出産口を指で嬲った。

「あんっ・・・姉様・・・」
 瑠璃はそれに嬌声を上げながらも、どうにか表情を引き締め、
「・・・摩耶、葵、楓・・・本当に・・・ごめんなさい・・・貴女達には、大変な役目を与えてしまうかもしれない・・・けれど、この子だけは・・・『神凪』に残った、ただ一つの『血』だけは・・・どうか護って欲しいの・・・」
 そう、摩耶達に哀願する。
 臨月を迎えこのところは、殆ど『淫魔に等しい』彼女ではあったが今日に限っては、『神凪瑠璃』として『守護巫女』達にそう、我が子を託したのだった。

 摩耶はその『瑠璃』の言葉に、
「・・・瑠璃様・・・」
 重い表情で頭を垂れる。

 瑠璃の言うとおり、この『忌み子』は、『神凪』の『正統』を護る、唯一の望みでもある。
 『神凪の守護巫女』としてこの『世嗣』を護る覚悟はあるがそれは同時に、『魔王』の『忌み子』を護ることでもあるのだ。
 
 そんな『神凪』の彼女達を邪水晶は、
「・・・うふふっ、本当に瑠璃は馬鹿ねぇ・・・この子は私達の愛の結晶・・・それを摩耶達『家族』が邪険にする筈もないでしょう?・・・きっと、『愛』を一杯注いでくれるわ・・・ねぇ、摩耶?」
 瑠璃の膨らんだ腹を撫でながらそう、諭す。

 それに摩耶は、
 すぅっ
 一瞬息を飲んでから、
「・・・左様で御座います、邪水晶様、瑠璃様・・・私達『守護巫女』いえ、『守護騎士』は・・・全力で瑠璃様とお子様をお支え致します・・・」
 そう腹を決めた。

 最早、後戻りではできない。
 ならば躊躇いは捨てて、今できる己の『最善』を尽くそう−
 摩耶はそう決意したのだ。

 それに瑠璃が、
「・・・有り難う、摩耶・・・」
 そう礼を述べた刹那、安堵して気が緩んだのか、
「・・・ううっ!!」
 瑠璃が呻き声を上げ、
 キィンッ
 腹の呪刻が輝き始める。

 邪水晶は愛する妹の様子に、
「・・・うふふっ、始まったわね・・・うふんっ・・・私も・・・産まれるっ、わ・・・」
 いきった声を上げると、
「・・・騎士達よ・・・我らが愛し子に祝福をっ!!」
 そう高らかに告げた。
 チャキッ
 その声に、騎士達は一斉に抜刀し、礼でその時を迎える−

「・・・姉様ぁっ!」
「・・・瑠璃ぃっ!!」
 手を繋ぎ合った姉妹から、
 ブシャァァアッ
 盛大に羊水が弾けたかと思うと、その『水圧』に押されるかの如く、
 ズルッ・・・ズルルッ
 新たな二つの生命が、股座から零れ落ちた。

 礼菜の命を受けた穴巫女が手早く臍の緒を断ち切り、『二人』を湯で清めると、純白のタオルで包まれた『彼女達』をそれぞれの『母親』へ捧げ渡す。
 その刹那−
「「オギャァッ、オギャァッ!!」」
 二人の『御子』は、その産声を上げるのだった。

「・・・私の・・・赤ちゃん・・・」
「・・・うふふっ・・・可愛い・・・」
 『母』はその胸に抱いた我が子を正に、慈母の顔で見つめる。
 ヴァギナを持つ『娘』達は、新生児に不釣り合いなペニスを具有しその背には、小さな黒き翼を生やしていた。
 『淫魔』の子−その外見からも、そして溢れ出る瘴気からもそれは確かであったが、
「・・・キャッ」
 自分に笑いかける我が子が、愛しくない筈はない。

 苦悩に塗れて居たはずの瑠璃の顔にも、
「・・・うふふっ」
 自然と笑みが零れた。

 自らの子を慈しんでいた邪水晶は、妹の幸せそうな姿を横目で認めると、
「・・・うふふっ、お姉ちゃん、妹ちゃんですよー・・・ちゃぁんと、可愛がってあげるのよ」
 自らも幸福そうな笑顔で我が子に語り掛け、我が子を『妹』に向ける。

 すると、
「キャッ、キャッ」
 『姉』は邪水晶の話がわかったの如く笑って、『妹』へ手を振るのだった。
 そんな母子の幸せな時間がただ過ぎてゆこうとしたが、
「・・・ん?」
 邪水晶は、身を乗り出す様な視線に気がつく。
 その視線の方向に目を向けると、
「「「「・・・・」」」」
 興味に光り輝く8つの瞳が、文字通り『身を乗り出して』邪水晶母子を見つめていたのだった。

「・・・くすっ」
 そんな彼女達に思わず邪水晶は苦笑を漏らす。
 我が子の『守護騎士』である彼女達にも、この幸せに浴する権利はあるだろう。
 邪水晶は、
「・・・いいわよ、ほら」
 そう言うと、我が子を『守護騎士』達へ差し出した。

 その瞬間、
「「「「わぁっ!!」」」」
 4つの口から歓声が上がる。

「・・・」
 我が子を静かに慈しんでいた瑠璃も、一方の母子達の姿を見て、
「・・・摩耶」
 彼女の『娘』を摩耶に差し出した。

「・・・あ・・・」
 躊躇しながらもそれを受け取った摩耶は、
 ズシッ
 その命の重さに驚く。
 そして、『彼女』を恐る恐る自分の胸に抱き寄せると、
「・・・キャッ、キャッ」
 その小さな命は、自分に笑いかけてくれた。
『愛おしい−』
 そんな感情が自然と、摩耶の胸に沸く。

 そんな密やかな感情に漬る自分とは異なり、
「わぁっ、可愛い!!」
「笑った、笑ったわ!!」
「手ぇ、小っちゃぁっ・・・紅葉みたい!!」
「・・・邪鳳、早く代われ・・・」
 正直で楽し気な黄色い声を上げる淫魔達に、摩耶は思わず苦笑した。

 もっと、自分に素直になろう−摩耶はふっと、胸の中の『主君』に微笑み掛ける。
 そして、
「・・・葵、楓」
 重い命を、彼女の『同輩』に差し出した。
 彼女を受け取った葵は、
「・・・結構・・・重いんだね」
 そう呟き、
「・・・でも可愛い・・・」
 楓はそう、微笑む。

 『守護騎士』の3人は自分達が守護すべき母子を囲みながら、命の誕生の喜びに漬っていた。
「・・・」
 摩耶は、
「キャッ、キャッ」
 無邪気に微笑む幼子の小さな手に触れる。
 ジワァ
 すると、彼女の掌越しに、圧倒的な瘴気と、波濤の如く溢れる神気を感じた。
 この『娘』は確かに、『神凪』の『血』を引く存在なのだ−摩耶はそう確信する。

 摩耶は、
 ギュッ
 優しく、しかし強く、『主君』の手を握りながら、もう一人の『主君』に視線を滑らせる。
 かつての彼女と同じく、柔らかな笑みを浮かべる瑠璃を見守りながら摩耶は、
『この母子を、私が・・・いえ、私達が護るんだ−』
 そう強く決意するのだった。



「・・・摩耶、ちょっと」
 『出産の儀』を終えた摩耶は、玉座の間からの退出際、邪鳳からそう呼び止められた。
 その真剣な表情は、話の内容が深刻なものであることを示している。
 それだけで摩耶は、この後の話の内容を推察し、
「・・・解りました・・・こちらへ」
 皇宮の回廊へと、邪鳳を誘った。



 荘厳な柱が立ち並ぶ回廊の一角で、周囲に人が居ないことを確認した摩耶は、
「・・・『出征』、のことですか?」
 邪鳳の機先を制してそう、切り出した。

 『出征』−神凪残党への侵攻戦はこのところ、邪界側に不利な戦況が続いている。
 邪界との決戦前に瑠璃が、万が一の事態を考え、宝具の分散や、新兵器の開発、そして人材の育成に励んでいたことがここにきて成果を収めつつあるのだ。
 神凪本家の崩壊により、一方的な戦況にあったものが押し返されつつある−本来、摩耶にとっては喜ばしい状況ではあるが今では皮肉にも、『神凪本家』を脅かす状況に他ならない。

 これまで、皇都の防衛や治安維持に重要な役割を持つ『騎士団』は、『出征』することはなかった。
 それに、邪鳳級の妖魔が、邪界から人間界に『渡る』には膨大な魔力を要し『効率面』で、その機会は存在し得なかったこともある。
 だが、これだけ戦況が悪化してしまった今、そんな悠長なことは言っていることはできないのだ。

「・・・流石、摩耶姉ぇ・・・話が早いね・・・」
 邪鳳は、素の口調に戻りつつそう、苦笑を浮かべる。
 そして、一点真顔になると、
「・・・お察しのとおり、次の戦では、ウチの隊に『出征』の命が下りそうなんだ」
 そう言って、苦しそうに俯いた。

 摩耶は、
「・・・そう・・・」
 それだけ言葉を吐くと、邪鳳以上に苦悶に満ちた表情で俯く。
 今や邪界の『守護騎士』として務めを果たす彼女ではあるがその心根は矢張り、『巫女』のままであるのだ。
 その自分が『仲間』である『巫女』に刃を向け、戦う−それがどれだけ苦しいことであるのか、かつての『巫女』でもある邪鳳は、深く理解している。

 ポンッ
 邪鳳は摩耶の肩に手を置くと、
「・・・摩耶姉ぇ、心配しないで・・・『敵』の相手は、『妖魔』である私や邪龍がするから・・・摩耶姉ぇはただ、殿で隊のみんなを護ってあげて・・・ね?」
 そう、優しい笑顔で彼女の不安を少しでも取り除こうとした。
 摩耶はそんな邪鳳の気遣いに、
「・・・わかったわ・・・有り難う・・・」
 そう応えると、邪鳳の気遣いに僅かでも応えようと、痛々しいまでの微笑を邪鳳に向ける。

 ギュッ
 そんな摩耶を邪鳳は抱き寄せると、
「・・・ごめんね、摩耶姉ぇ・・・必ず、摩耶姉ぇは私が護るから・・・」
 謝罪と決意の言葉を伝えた。

 摩耶は邪鳳の胸に顔を埋め、
 ギュッ
 邪鳳の掌に己の掌を組み合わせるように重ねると、
「・・・うん」
 ギュウゥッ
 その決意の重さを示すかの様に強く、邪鳳の手を握り締めるのだった。



 ザアァアッ
 昨日から珍しく降り出した冷たい雨が、容赦なく摩耶達の体温を奪ってゆく。
 そんな天気の中、摩耶達第二分隊は今日も、城下を巡視していた。
 彼女達は獣革で作られたレイン・コートを着込んではいるが、防寒の効果はお世辞にも高いものとは言えない。

 ザアァアッ
 彼女達の眼前には、泥濘でぬかるんだ小道と、驟雨で煙る薄汚れた街並みのみが広がり、人通りは皆無である。
 そもそもこんな天気の中、好きこのんで街を出歩く妖魔など居る筈もなかろうが彼女達には、巡視を行う理由があった。

 神凪残党との戦局悪化に合わせる様に、城下の治安も悪化している。
 特に、戦利品の『奴隷』が市中へ流れなくなったためその捌け口が、『便所巫女』に対する苛烈な仕打ち−時によっては『損壊』−となって、問題化していた。
 戦況が良い時は脱走奴隷に手こずったが今回は人心が荒廃している分、より深刻な問題とも言える。
 故に、市内の巡視を強化することとあわせて、卑しくも邪水晶の財産である『便所巫女』への警戒も、強化せざるを得なくなっているのだった。

 バチャッ、バチャッ
 泥田の様な路地を、泥濘を跳ね上げつつ、
「・・・」
 摩耶はふと、己が隊伍へと振り返る。
「・・・」
 いつもは陽気な分隊員達も流石にこの状況では、陰鬱な表情で押し黙るだけだ。
 年少組の麻里と絵美に至っては、雨に濡れた子犬の如く小さく震えながら痛々しくも、手綱をどうにか握っている、という有様である。

 摩耶達第二分隊が担当する『便所』は、十数カ所ある。
 いずれも惨めな『便所』達の姿を見るだけで気が重くなるのに、この雨では更に、気が重いことだろう。

 ブルッ
 雨で冷えてしまったのかはしたなくも、摩耶は尿意を感じてしまった。
「・・・」
 既に十カ所を回り、この陰鬱な巡視も既に後半に入っている。 
 隊員達の消耗やこの寒さを考えれば、次の『便所』で用を足しつつ小休止を取っても問題はないだろう。
「・・・みんな、次の『便所』で小休止しましょう・・・だからもう少し、頑張って」
 摩耶がそう言って励ますと、先程の気色よりは幾分、元気さを感じさせる返事が、ボツボツと返ってくるのだった。

 バシャッ、バシャッ
 摩耶が小休止を宣言してから数分後、雨に煙る路地の先に漸く、『便所』の屋根が見えてくる。
 視界が利かないために、『便所巫女』の姿は良く判別できないがどうやら、目立った『損壊』はないようだ。
 それにほっとした摩耶は、
「・・・ここで10分の休憩とします・・・各自、好きにしていいわよ」
 そう言うと、馬を早足にして、彼女も『便所』へと急ぐ−

 ボタンッ、ボタンッ
 屋根の下へ馬を入れた摩耶は、
 ベチャッ
 濡れたレイン・コートを馬の背にかけた。
 汚物の臭いはきついがこんな天気の中にあっては、雨を凌げるだけでも有り難い。

 他の隊員が同じようにコートを脱ぐ中、摩耶は、
 ブルッ
 尿意を果たすべく、『便所巫女』へ背後から近寄った。

「・・・うっ・・・」
 ここの便所巫女は『損壊』はしていないものの管理状態が悪いらしく、アナルからは糞が垂れ、ドス黒く肉がはみ出した陰唇からは汚液が零れ落ちている。
 かつての管理番号の上から焼き鏝で、「Y28」と便所の番号を刻印された尻やそれに続く背には、
 プーン
 腐臭漂う汚物が、こびり付いていた。
 流石にこれでは、『膣』や『アナル』を『便器』として使う気にはなれない。

 仕方なく摩耶は、『口』を使うことを決め、
 ピチャッ、ピチャッ
 床に流れる雨垂れを啜る、『便器』の前へ回るのだった。
 
 しかし−
「・・・っ!!」
 床から顔を上げた『便器』の姿に、摩耶は声を失う。
 痩せこけ、汚物に塗れてはいるがその顔は紛れもなく、『愛理』のものであったからだ。
 ここへ『配置』されているということは、『穴巫女』を『廃用』されたということ−再び『ご主人様』の許から逃亡を図ったか、反抗したかに違いない。

 『愛理』は摩耶の事を覚えていないのか、半ば焦点の合わぬ濁った瞳で摩耶を認めると、
 ニヘラッ
 と媚びた笑いを浮かべ、チロチロと舌を蠢かし、『排泄』を強請るのだった。

 驚愕、失望、徒労感−様々な感情が摩耶の中を駆ける。
 だが、最後に帰結した感情は−怒り、だった。

 去り際の様子から考えればあれから、『ご主人様』が『愛理』に苛烈な扱いをしたとは考えづらい。
 彼女が『改心』し、『ご主人様』の許で従順に暮らし励めば、『宮奴』にすらなれたかもしれないのだ。
 しかし彼女は愚かにもその道を選ばなかった−摩耶の『好意』が無となった結果が残酷なまでに形となり、彼女の眼前に突き付けられている−

 摩耶は、
「・・・うおぉおっ!」
 感情のままに叫び、
 ズボォッ・・・ジョオオオッッ
 薄ら笑いを浮かべる愛理の喉元深くへ一気に挿入すると、勢い良く放尿を始めた。

 『食事』としての『排泄』を求めてはいたが、
 ブショォォッ
 鼻腔にすら逆流する『責め苦』となったそれに愛理は、
「・・・ぐごっ!?・・・おぼっ、おべぇっ!?」
 豚の様な悲鳴を上げながら、のたうち回る。

「・・・」
 休息を取っていた分隊員達は、突如起こった騒動に、不安気な視線を送るが摩耶は、
「・・・くそっ、くそっ、くそぉっ!!」
 バシッ、バシッ
 腰骨を愛理の顔に打擲させ涙を流しながら、
 グボッ、グボッ、グボッ
 『排尿』を続けるのだった−
 


「・・・ふうっ・・・」
 脱衣所でアンダー・ウェアを脱ぎながら摩耶は、溜息をつく。
 あの『便所』で散々に『用を足した』摩耶は、小便の後始末を『便器』にさせることもなく逃げ出すかの様に、巡視を再開した。
 今やっと、その巡視が終わり、浴場へとやってきたところである。

「・・・ふうっ・・・」
 先程とは別の意味を持つ溜息を、摩耶は上げた。
 感情的になってしまった自分に一方ならぬ、自己嫌悪の感情が沸く。
 これでは以前、麻里達に心配させてしまった時と変わらないではないか−

 摩耶はふと、ガラス戸に目を遣った。
 結露し、浴場の様子は解らないがきっとこの向こうで、彼女の可愛い部下達は、その小さな胸を痛めていることだろう。
 
 キュッ
 摩耶は無意識に己の体をかい抱いた。
 雨で冷え切った体はまるで、今の彼女の心のようだ。
 しかし今は己の心よりも、部下達の『心』のほうが気に掛かる。

 己から手を離した摩耶は、
「・・・よし」
 意を決すると、
 カラッ
 浴場の扉を開けた。

 途端、先に入浴していた8つの瞳が、摩耶へと集まる。
 その瞳はいずれも不安と、摩耶を心配する色に揺れていた。

「・・・っ!!」
 摩耶は、部下達をこんな表情をさせてしまったことに、胸を締め付けられる。
 そんな自分の未熟さが、狂おしいほど憎らしい。
 その感情を極限まで募らせた摩耶は思わず、
「・・・っ・・・ごめんなさいっ!!」
 年端もいかぬ娘達に勢い良く、頭を下げたのだった。

 部下達は、いつも颯爽としている上司の姿に唖然とし、暫し互いを見合わせる。
 そして数瞬の後、
 ピチャンッ
 天井から水滴が垂れたのを合図にしたかの如く、
「・・・分隊長、謝るんだったら・・・やっぱ誠意を見せて欲しいっす」
 お調子者の恵(けい)がそう、要求するのだった。

「・・・誠意?」
 摩耶は突然の要求に、きょとん、とした表情で恵を見つめる。
 恵は確かにお調子者ではあるが、理不尽な要求などする娘ではない。
 彼女の意図するところが解らず、摩耶は困惑する。

「ちょっと、恵っ!・・・」
 それをしっかり者の絢音(あやね)が腕を引き窘めるが恵はそれにも構わず、
「・・・そう誠意っす・・・たとえば・・・そうだな・・・分隊長がお詫びのしるしに、私達を1回ずつイカせるとか・・・心も体もスッキリして、みんなハッピー、みたいな?」
 素っ頓狂な『要求』を摩耶に突き付けるのだった。

 その余りな内容に、恵以外の4人は思わず固まってしまう。
 皆の反応に恵は、
「・・・えっ?・・・えっ?」
 『え、やっちまった!?』と言わんばかりの表情で狼狽している。
 しかしそんな恵に摩耶は、
「・・・くすっ・・・あははっ、何それ?・・・でもいいわ・・・それで、みんなが許してくれるのなら・・・でも、私の・・・処女だけはだめよ?」
 そう笑って応えるのだった。

 恵の要求は或意味とんでもないものではあるけれど、摩耶の事を思って彼女なりに考えてくれたことが、普段彼女に接している自分には、痛いほど解る。
 そんな恵の優しさが摩耶には、嬉しかったのだ。

 だから摩耶は、
「・・・さあ、誰から相手をすればいいかしら?」
 そう言うと、先程までとは打って変わって、明るい笑顔を可愛い部下達に向ける。
 恵が折角、作ってくれた『謝罪』の機会なのだ。
 彼女の真心には、自分も全力で応えよう−摩耶は自然にそう、思うことができる。
 それに、一度ならず彼女達へ劣情を抱いた事が有る、というのも秘めた事実であった。

 日に日に愛しさが増す彼女達と、身も心も繫がり『愛し合う』−極めて魅惑的である反面、耽溺してしまうリスクが高いそれに摩耶は、少なからぬ恐れを感じていたのである。
 故に摩耶は、麻里以外の隊員とは一線を引く事によりどうにか、その誘惑に耐えていたのだ。
 しかし事ここに至っては、そんな拘りを墨守する必要もない。

 そんな中、
「・・・ほら、絢音・・・」
 恵に押し出される様に、
「・・・え・・・でも・・・」
 絢音が、前へ歩み出る。

 絢音は、摩耶に憧れとも懸想とも言える感情を抱いていた。
 隊内では周知のことではあるがそれでも、本人を前にすると恥ずかしいものであるらしい。
 モジモジと恥ずかしそうに腰をくねらせる彼女の姿に摩耶は、堪らない愛おしさを感じる。

 恥じらう絢音に摩耶は、
「・・・一番手は絢音ね・・・私も『初めて』が絢音で嬉しいわ・・・絢音はどうして欲しいの?」
 飛びきりの笑顔を向けそう、誘惑するのだった。

 そんな摩耶の言葉に絢音は、茹で蛸の如く頬を紅潮させながらも、
「・・・あの・・・私は・・・摩耶隊長のお胸で・・・シして欲しいです」
 ビクンッ、ビクンッ
 期待に張り裂けんばかりに逸物を怒張させ、己の欲望を伝えるのだった。



「・・・わかったわ、絢音・・・そこに座って」
 摩耶は絢音に浴場の椅子を指し示すと、そこへ彼女を座らせる。
 そして、
 ペタンッ
 『奉仕』がしやすいように、絢音の前に跪いた。
 そんな摩耶の正に『眼前』には、
 ビクンッ、ビクンッ
 怒張しきり、先端からは、
 ドロォッ
 牡の感涙を零し続ける絢音のモノが、あられもなく突き出されている。

 絢音のモノは、彼女の上品な容姿と内気な性格とは正反対に、イボが浮き立ち、老人の腕の如く節くれ立ったグロテスクなもので、更には、
『はあっ・・・臭いっ・・・』
 キツイ『牡臭』をも有するものであった。

「・・・んんっ・・・摩耶隊長、恥ずかしいです・・・絢音のグロチンポ・・・あんまり見ないでください・・・」
 時には妖魔どもにすら揶揄され、己のペニスにコンプレックスを持つ絢音は両手で顔を覆い、羞恥に体を震わせる。
 そんな彼女に摩耶は、
「うふふっ・・・そんなことないわ・・・絢音のおチンポ、とっても可愛いわよ・・・じゃあ、いくわね・・・」
 そう言って、
 ギュムッ
 絢音の逸物を己の爆乳に挟み、口許へと引き寄せた。

 絢音をそう励ますものの、
 ツゥンッ
『・・・なんて臭いのっ・・・』
 鼻から脳天に抜ける強烈な『刺激臭』に摩耶の意識は、
 クラッ
 遠のきかけてしまうほどである。

 しかし、
『・・・あ・・・れ?』
 ボタッ、ボタッ
 摩耶の嗅覚とは裏腹に、口からは涎が止めどなく流れ出した。
 しかも上の口だけではなく、
 ボトッ、ボトッ
 下の口からも、『涎』が泉の如く滾々と溢れ、浴場の床に粘液の溜まりを作ってゆく。

 絢音の『牡臭』は、『牝』を狂わせる『魔香』−理性を希薄化させ、『牝』としての本能を剥き出しにさせるそれを直接吸い込んでしまえば、淫魔級の耐性を持つ摩耶ですらも、発情させることは容易い。
 摩耶は一転、うっとりとした表情を浮かべると、
「・・・はぁっ・・・臭チンポ・・・堪らないっ・・・んぶっ・・・んじゅじゅっ」
 絢音の臭塔にむしゃぶりついた。

 ビュブッ、ビュブッ
 先走りにしては異様に粘液質なそれも、
「・・・おっ・・・ぼぉえぇっっ!?」
 吐き気を催すほど、強烈な悪臭を放つ。

 だが、その『臭汁』も、摩耶の感覚を狂わせる。
『・・・美味しい・・・美味しいわっ!!・・・』
 味覚が反転したかと思うほどの『美食』に摩耶は、
「ずっ・・・じゅるるっ・・・んぶぶっ!!」
 夢中になって『給餌口』から『中身』を吸い出そうと、
 ムニュッ・・・ズニュルルッ
 絢音の醜い肉塊へ、パイズリを始めるのだった。

 ズリュッ、ズリュッ
「・・・ひっ・・・ぶっ・・・ぶひゅぅうっ!?」
 摩耶はその美乳で絢音に奉仕しながら、
 ゴリュッ、ゴリュッ
 醜槍で擦られる己の乳の感覚に、悶絶する。
 絢音の肉棒に浮いたイボや節呉れは、まるで擂り粉木かの様に摩耶の柔肉を容赦なく責めたてるのだ。
 彼女のソレは、『嗅覚』で牝を狂わせるだけではなくその『感触』によっても、牝をよがり狂わせる『凶器』なのである。

「はっ・・・やぁっ・・・摩耶・・・たいちょぉっ!!」
 先程まではあれほどまでに恥ずかしがっていた絢音も、自身のコンプレックスの象徴が、憧れの存在、それも常々羨望の対象でもあった彼女の胸に『奉仕』される悦びに、
 ズチュッ、ズチュッ
 腰で歓喜を表現していた。
 だが、そんな幸せ過ぎる時間は、直ぐに絢音を『狂わせ』る−

「・・・んんっ・・・はぁっ・・・摩耶たいちょぉっ・・・もうダメ・・・絢音、イっちゃいますぅっ!!」
 絢音はそう絶叫すると、多幸感に満ちたを浮かべ、
 グイッ
 腰を突き出した。

 それに摩耶は敢えて、
「・・・んっ・・・ぷはぁっ・・・」
 絢音の肉棒をから口を離すと、
「・・・絢音のトロトロザーメン・・・摩耶のお口と胸に・・・いっぱい頂戴♡」
 そう蕩けた表情で絢音の射精を誘う。

 その浅ましさと、普段の凜々しい彼女とのギャップに絢音は、
「・・・っ!!・・・ん゛っ・・・あ゛あ゛あ゛っっっ!!」
 堪らず、
 ブリュゥッ、ブリュルリュゥゥッ
 彼女の『想い』を『濃縮』した様な精液を、摩耶に放つのだった。

 ビチャッ、ビチャァッ
 摩耶の谷間を持ってしても受けきれない絢音の子種汁は、
 ブチャッ、ボチャッ
 摩耶の美しい顔や髪を、ドロドロに汚してゆく。
 摩耶は己の谷間に溜まったそれを、
 「・・・はぁっ・・・ぴちゃっ、ぴちゃっ」
 最高の甘露を舐め取るが如く、胃の腑へと収めていった。

 ビュッ、ビュ
「・・・んはぁ・・・」
 絢音が最後の精を放ち安堵したところで、
「・・・ぴちゃっ・・・んくっ・・うふっ、絢音っ♡」
 ギュゥッ
 胸で絢音の萎みかけた魔羅を扱き上げる。

「いひぃっ!?」
 快楽に漬り、心を緩めていた絢音は腰を跳ねさせると、
 ドブッ、ドブッ
 精管の奥に潜めていた精を再び放った。

「あはっ♡・・・絢音の特濃ミルク、いただきまぁす♡」
 摩耶は更に、
 ギュゥゥッ
 胸圧を高めながら、
 ボチャッ、ボチャッ
 フレッシュ・ミルクが溢れんばかりに溜まり続ける己の胸へと顔を寄せ、
 ズルッ、ズルルッ
 下品な音を立てながら啜り上げる。

「ひぎぃっ!?・・・摩耶たいちょぉほぉっ・・・許してぇっ!!」
 絢音はペニスへ加えられた陵虐に声を上げながら強制的に、
 ドブッ、ドブッ
 いつしか『攻守』が入れ替わった摩耶への『奉仕』を続けるのだった。 



 ドピュッ
 絢音は文字通り『最後』の射精を終えると、
「い・・・はぁっ・・・」
 短く息を吐き、
 クタリ
 と椅子の上で気を失った。

 だがその顔は多幸感に包まれ、
 ビクンッ、ビクンッ
 未だ震えるペニスが、その歓喜振りを顕している。

「・・・んふっ・・・絢音、ご馳走様♡」
 摩耶は手首に付いた絢音の精液を舐め取りながらそう、妖しい笑みを浮かべた。
 ドロォッ
 そして、彼女の全身に散った絢音のザーメンが、浴場の鈍い照明に照らされ、摩耶を一層妖しく飾り立てる。
 
 ゴクリッ
 絢音以外の淫魔達から誰ともなく、唾を飲む音があがった。
 彼女達は皆、上級、それも、騎士団に属する『最高の』『淫魔』なのである。
 そんな存在が『騎士団』の幹部であるとはいえ『人間』に、こうまでも『犯される』−
 その『事実』に、彼女達は並ならぬ『恐怖感』を抱いていたのだ。

 しかし、その『恐怖感』は、
 ビクンッ、ビクンッ
 彼女達の中心で脈打つ、『淫魔』としての『本能』に打ち克つことはない。

「・・・さぁ、次は誰かしら?」
 故に、摩耶がそう誘惑した時、
「・・・俺が・・・」
 哀れな淫魔は自ら進んで、その淫獄へと足を踏み入れるのだった。



「・・・うふふっ、次は恵なのね・・・さぁ、何をして欲しいの?」
 ドロリ
 摩耶は絢音のザーメンが全身から垂れるのを関せず、恵にどこか上ずった笑顔でそう急かす。

 だが恵は再び、
 ゴクリ
 と唾を飲み込むと、
「・・・あの・・・その・・・」
 言葉をも飲み込む様に黙り込んでしまった。

 恵はお調子者ではあるがその実は、絢音以上に内気な少女である。
 そんな自分の性格を誤魔化すために、道化師的な性格を演じているといっても良いほどなのだ。
 しかし内気な性格とは裏腹に彼女は、
 ビクンッ、ビクンッ
 摩耶に次ぐ、巨根の持ち主でもある。

「・・・うふふっ、恵、正直に言っていいのよ・・・そうね・・・私の・・・アナルなんてどうかしら?」
 そんな彼女に摩耶は、優しい笑みを浮かべるとそう言って、浴場の床に俯せとなり尻を上げ振り、恵を誘うのだった。
 摩耶は恵の性格だけではなく、『性癖』−、無類のアナル・セックス好きであること−も知っている。
 本人は隠している積もりかもしれないが、分隊の皆を自分の部屋に連れ込んでは、己のデカマラで愉しんでいるのだ。

 恵はその摩耶の誘惑に、
 ゴクリッ
 一際大きく喉を鳴らすと、
「・・・隊長が・・・そう言うなら・・・」
 呻く様にそう呟いて、ユラリ、と摩耶の背後へと歩み寄る。

 ヒクッ、ヒクッ
 これまで幾度となく淫魔の肉棒を受け容れてきたはずであろうそこは乙女の如く鮮やかな風体で、恵を待ち望んでいた。
 その穴の『意思』は、
 トロォッ
 下の穴から糸を引き零れ落ちる粘液で、如実に示されている。

 恵は、
 ピト
 摩耶のアナルに狙いを定めると、
 ズブッ、ズブブッ
 木の杭を大地へめりこませるかの様に、己の体重をかけじっくりと、中へ沈みこませていった。

 それだけで、
「・・・おっ、ほぉっ!?」
 恵の口から、悲鳴に近い絶叫が上がる。

 摩耶のアナルは邪水晶や邪鳳との性交により、至高の『性器』に改造されていた。
 抗妖魔化の呪刻は刻まれているものの強力な淫魔の精を浴び続けたことにより、アナルだけではなく本来消化器官であるべき直腸まで、
 ズヌリュッ、ヌリュッ
 恵の肉棒を咥え、扱き始める。

 元来早漏気味の恵はそれだけで、
「うっ・・・はぁっ・・・」
 ピュッ
 先走りを摩耶の中に放ってしまった。

 それを腸壁で感じた摩耶は、
「・・・け、い・・・んふっ」
 ギュウゥッ
 アナルを締め、恵の射精を押しとどめる。

「ううっ・・・たい・・・ちょほぉっ」
 摩耶にアナルで射精を『管理』されてしまった恵は、情けない声を上げて摩耶の尻を掴み、どうにか己を支えた。

 そんな恵に摩耶は、
「・・・恵・・・お腹に力を入れて・・・んんっ、もうちょっと頑張って・・・私も、ゆっくり動いてあげるから・・・ねっ?・・・んっ・・・」
 優しくそう諭すと、
 グチュッ、グチュッ
 恵の射精を抑制しながらも自ら腰を動かし、彼女の肉棒を再び扱き始める。

 恵も絢音と同様、己−自分が早漏であること−に、コンプレックスを感じているのだ。
 普段は己の欲望のまま、仲間の幼い肉体へ乱暴にそれをぶつけてはいるが今日は折角、摩耶を『犯す』のである。
 摩耶はそんな恵に少しでも、自信と愉悦を得て欲しい、という『親心』で、自らの肉体を使い、彼女に『教育』を施そうと考えたのだった。

 とは言え、
 グズルッ、ヌジュルッ
「・・・ひふぅっ・・・」
 未熟ではあるが結腸まで届き、腸壁を無慈悲に抉る恵の凶暴さに摩耶自身も、然程の余裕があるわけではない。
 それに恵も、
「・・・あひっ・・・たいちょおの・・・ケツマンコ、すげぇっ・・・チンコ、もってかれ・・・そうっ・・・」
 摩耶の『手練れた』肉壺の気持ちよさに、暴発寸前まで追い込まれているのだ。

 摩耶は恵のマグマをアナルに感じながらも、
「・・・恵・・・私も・・・恵のデカチンポ、すっごく気持ち良いの・・・だから、そのチンポで私をもっと気持ち良くさせて・・・」
 そう恵に懇願すると、恵は摩耶の意図を感じ取ったのか、
「・・・わかった・・・よ・・・たい、ちょおっ・・・んんっ・・・」
 グヌッ、グヌッ
 腰を前後に振り始める。

「・・・んっ・・・はぁっ・・・恵、イイっ・・・そこ、すごくイイの・・・」
 摩耶は己の爆乳を床に押し付け潰しながら尻を突き出し、恵に更なる責めを強請った。
 ゴリュッ、ゴリュッ
 S字結腸の腸壁を、カリで刮ぎ取るかの如き淫虐は、邪水晶や邪鳳とのセックスとは異なり、荒々しくも瑞々しい鮮烈さを、摩耶に感じさせる。

 自分のモノで摩耶を感じさせている−その実感は恵に自信を与え、摩耶の『お強請り』に、
「・・・んふっ・・・たいちょおの、お望みどおりに・・・して・・・やるよっ!」
 ゴリゴリゴリッ
 暴力的な責めで応えようとする。

 攻守それぞれの思惑が一致した時、
「・・・い、はぁっ・・・恵、私イっちゃう・・・恵のチンポミルク・・・摩耶のエロアナルに・・・一杯頂戴♡」
 摩耶は、
 ギュゥウッ
 恵のマグマ溜まりを一気に絞り上げそして、
 ギュヌッ
 解放した。

「・・・いっ、ひあぁぁっっ!!・・・たい、ちょほぉぉっ!!」
 恵は、限界まで引き絞られた末の解放感に堪らず絶叫すると、
 ドビュッ、ドビュッ、ドビュゥゥッ
 ありったけの生殖液を、摩耶の消化器官へと放つ。

「お゛お゛お゛ほお゛ぉぉっ!!」
 ブジュッ、ブジュルッ
 腸内を遡る熱い迸りに摩耶は、豚のように喚きながら絶頂した。
 邪水晶や邪鳳のものに比べると、魔力は小さいがその分、青臭く、溢れるような生命力を感じさせる恵の牡汁は、腸で摩耶を孕ませてしまうのではないかと思えるほどである。

 一方、
「ひあぁぁっ!!・・・すげぇっ・・・俺の中、全部でちまうよほぉぉっ!!」
 恵も、これまで経験したことのない絶頂感に白目を剥いて、全身を震わせていた。
 『牝』をイカせ、己もイク−淫魔として空気を吸うよりも当然な摂理ではあるが、その『当然』を『初めて』成し得た満足感に恵は、『肉』だけではなく『心』も絶頂を得ているのだった。
 ドブッ、ドブッ
「はあぁぁっ・・・」
 放尿の様な射精に変じてもなお、己と摩耶を『満たす』『牡』の悦びに恵は、漬り続ける−

 ブピュッ、ピュッ
「・・・んはぁっ・・・」
 恵は文字通り、『全て』を放つと、クタリ、と摩耶の尻に崩れ落ちる。
 それに摩耶は、
「・・・んんっ・・・恵?」
 背後の恵に気遣いながらも、
 ズリッ
 床を這う様に、
 ズルッ
 恵の肉棒をゆっくり抜きながら前進した。
 
 それとともに、
 タプンッ
 腸から逆流し、胃の腑あたりまで満たされた恵の精液が揺れる。
 思わず、
「んぷっ!?」
 戻しそうになるがどうにか、
 ズルルッ、ズルッ
 カリの根元まで肉棒を引き抜き、
 クッ
 エラがアナルの内側に引っ掛かるのを感じると、
「・・・んっ」
 腰を一気に引き、肉のアナル・プラグを抜き去った。

 ゴリッ
「いひぃっ!?」
 アナルが捲り上がる感覚とともにそこから、
 ゴプッ、ブリュゥゥッ
 まるで潮を吹き上げたかの如く、恵のザーメンが大量に吐き出されてゆく。

「・・・お゜っほ゜お゜おっっぉっ!!」
 ブビュルッ、ブリュリュッ
 摩耶は排泄に等しい『射精』の愉悦に、獣の咆吼を上げた。

 彼女の背後では、部下達がその浅ましい姿を見ているだろうがそんなことさえも今の摩耶には、
「いはぁっぁっ・・・イクぅっ・・・またイっちゃうっt!!」
 性悦のスパイスでしかない。

 ビュクッ、ビュクッ
 摩耶はアナルだけではなく、己の肉棒からも精を放ちながら果てるのだった−



 ブピュッ
 最後に残った精をアナルからひり出すと摩耶は、
「・・・んっ・・・ふっ・・・」
 ムクリと身を起こし、淫気に満ちた笑みで、幼い淫魔達へ振り返った。

 そのどこか狂気さえ感じさせる淫靡な『牝』の顔に、
 ゾクッ
 『淫魔』である筈の絵里と麻里でさえ、先程以上の恐怖を感じてしまう。
 自分達は恐ろしい魔物を目覚めさせてしまったのかもしれない−しかし彼女達がそれに気づくには、余りに遅すぎた。

「・・・うふふっ・・・次は、絵美・・・それとも麻里かしら?・・・」
 恐怖に震える幼き淫魔を前に摩耶は、じりっ、じりっ、と間合いを詰め始める。

「「・・・ひっ!!」」
 哀れな獲物達は虫の様に這って、捕食者から逃げ出そうとするが、
「・・・うふっ、捕まえたぁ♡」
 一歩タイミングの遅れた絵美が、足首を掴まれた。

 そして、
 ズルッ
 触手の如く強い力で引き寄せられると、
 グッ
 所謂まんぐり返しの姿勢を取らされる。

「・・・うふふっ、良い眺め♡」
 絵美の幼い秘裂を眺めながら摩耶は、陶酔した表情を浮かべる。
 麻里よりも1つだけ年長のそこは、陰毛すら生えぬ、瑞々しき『処女地』−
 その『瑞々しさ』を主張するかの如くそこからは、
 ピュクッ、ピュクッ
 可愛らしい秘肉の奥底から、愛の泉が大量に湧き出していた。

「・・・いやぁ、たいちょお・・・見ないでください・・・」
 絵美は恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら、涙目でそう訴えかける。
 彼女はその幼さに似合わず、感じやすく、愛液の量も多い。
 淫らな想像や光景を少し見ただけで、股当てからお漏らしをしたかの様に濡らしてしまう、そんな性癖を持っているのだった。

 だが摩耶は、そんな彼女のコンプレックスを詰ることなく却って、
「・・・イ、ヤ♡・・・だって絵美のココ、とっても可愛いんですもの・・・食べちゃいたいくらいに・・・んちゅっ」
 賞賛すると、そこへ軽いキスをした。

「ぴゃぁっ!?」
 絵美はそれだけで、甲高い悲鳴を上げ、
 ピュッ、ピュッ
 小さな間欠泉の如く、可愛らしい潮を吹き上げる。
 そして、
 ビクンッ、ビクンッ
 軽くイッてしまったのか、その幼い体を震わせた。

 摩耶は絵美の痴態を眺めながら、
 ペロッ
 口の周りにベットリと付いた彼女の愛液を舐め取る。
 すると、
『・・・甘い・・・』
 口腔一杯に、甘い、それでいて脳を痺れさせるような味覚と芳香が広がった。
 絢音の精液は『牡』を全面に感じさせるものであるが、絵美の愛液はそれと対を為す、『牝』の象徴とも言える。 
  
「・・・んふっ・・・絵美のラブ・ジュース、とっても美味しいわ・・・ねぇ、絵美・・・代わりに私のジュース・・・飲んでみない?」
 摩耶はそう囁くと、
 クニッ
 絵美の鼻面に擦りつけるように、己の肉棒を当てた。

 絵美はクンニとフェラチオを大いに好む。
 それが、至高の技巧と味覚で味わえる−その魅力に、絵美が逆らえる筈もない。
「・・・飲み・・・たいです・・・」
 消え入るような、しかし確かな意思を絵美は示すと、
「・・・んっ、はぁっ・・・んぷっ・・・んふっ・・・」
 摩耶のペニスを味わうように含み、
「・・・んぐっ・・・んぐっ」
 頬肉全体で包みこむかの如く、フェラチオを始めるのだった。

「・・・んふっ・・・絵美・・・」
 摩耶は股間からこみ上げる快楽を感じながらゆっくりと、絵美の体を床に横たえる。
 そして彼女との体格差を考え、犬這いになると、
「あはっ、絵美ぃ・・・ちゅっ・・・れろっ・・・」
 彼女の濡れそぼる秘裂に舌を這わした。

 それにあわせて右手は、
 シュッ、シュッ
 絵美の勃起した逸物を握り、彼女を『牡』でも愉しませる。

 その『献身』に応えるように絵美も、
「・・・ふぐっ!?・・・んんっ・・・んぷっ、んぷっ・・・」
 咀嚼するかの如きフェラチオから今度は頭を前後させ、ストロークをも加えた『奉仕』へと変じるのだった。

「・・・んふっ・・・んぷっ・・・んじゅっ」
 絵美の『愛』を股座に感じながら摩耶も、絵美の『秘泉』振りを存分に愉しんでいる。
 邪水晶や邪鳳の、使い込まれ艶のある媚肉も味わい深いが、瑞々しく、プリプリとした絵美の媚肉の感触も、若芽の様な味わいを産むものであった。
 それに、
 コプッ、コプッ
 彼女から止めどなく溢れる愛の滴もその秘肉と同じく、清冽な爽やかさをも感じさせ、いつまで飲んでも飽き足りないほどなのである。

「んぐっ・・・んぷっ・・・」
「んちゅっ・・・んふぅっ・・・」
 いつしか二人は、互いの『ジュース』と肉の味に酔いしれそれがいつまでも続くよう、互いの技を凝らしていたが、
 グシュッ、グッ、グプッ
 扱き続けている絵美の根元に、摩耶は一方ならぬ迸りを感じた。

「・・・んっ・・・ふぅっ・・・」
 耳を澄ませば彼女の吐息は熱を帯び、些か苦悦の色すら含んでいる。
 如何に上級淫魔とは言え、邪水晶と邪鳳に『仕込まれた』摩耶の技にかかっては、ただでさえ感じやすい絵美が耐えられる筈も無い。

「・・・んっ、あっ・・・ふぅんっ・・・」
 『限界』が近づきつつある絵美を気遣って摩耶は、
「・・・んふっ・・・絵美、私そろそろイキそうなの・・・だから、一緒にイキましょう?・・・私のチンポジュース、いっぱい愉しんでね♡」
 そう宣告すると、
 グブッ、グブッ
 絵美の口内で肉棒を前後させ始める。

「んぐぷっ!?・・・んぶっ、んぐっ・・・・」
 絵美はそれに一瞬、噎せたかのような声を上げるが直ぐに、摩耶の肉棒を喉奥へ迎え入れるとイラマチオでそれを『歓待』した。

「ひぁっ・・・絵美ぃ・・・」
 絵美を気遣って始めたことではあるが、彼女のフェラチオ・イラマチオの技は、騎士団の中でも一、二を争う。
 さしものの摩耶も、その技に、
 グッ、グプッ
 昂ぶりを抑えることはできない。

 グッ、グヌヌッ
 摩耶は暴発寸前となった筒先を、
 ゴリュッゥッ
 強引に絵美の喉奥へ突き刺すと、
「・・・え、絵美ぃっ!・・・イっ・・・クぅっっ!!」
 ドビュッ、ドビュッ
 一気にマグマを解放する。

「うぶっ、おぼぇっ!?」
 突如放たれた大量の精に絵美はえづき、鼻からボタボタとそれを零しながらも、
「・・・んっ、ぶぅっ・・・んふぅっ・・・んぐっ・・・」
 器用に息を抜き、うっとりした表情で、至高の甘露を飲み干していった。

 彼女の歓喜ぶりは、
 ブシャァッッ
 摩耶の顔にスコールの如く降り注ぐ、潮の勢いでも解る。
「んぷっ・・・絵美ぃ・・・絵美のマン汁で私ぃ、溺れちゃいそ♡・・・んくっんくっ」
 その摩耶もまた蕩けた表情で、絵美の愛液を顔全体で受け止めながら舌先で密壺を広げつつ、絵美の味を堪能するのだった。

 やがて、
 ブショオォォッ
 一際大きく潮を噴くと絵美は、
「・・・ひぶっ・・・ふんっ・・・んんんっっ!!」
 ガクガクと肢体を震わせながら絶頂する。

「んぶっ、んぶっ、んふぅっ♡」
「んぐっ、んぐっ、んぐふぅっ♡」
 絡み合う二匹の牝は、互いの淫液に塗れながらも至福の表情で、その味に耽溺していた。
 彼女達の姿に、本質的な差違などない。

「んふっ、んふっ♡」
 果たして摩耶は、それを自覚することなどなくただ、『本能』のままに爛れた悦楽の海に己を浸す。
 その彼女の有り様は、『淫魔』そのものであった−
 


「・・・ひぁぁっ!!」
 ピショォッ
 最後の潮を噴いて、クタリ、とした絵美の股座を、
「・・・んふっ・・・ぴちゃっ」
 一つ嘗めあげると摩耶は、顔を上げる。
 ヌロォッ
 その摩耶の顔はまるで愛液でパックしたかの様に、妖しく濡れ光っていた。

 そして彼女が、
「・・・んっ」
 グッ
 腰を引き、
 グッ・・・ヌププッ
 絵美の喉奥深くへ突き刺した己が肉槍を引き抜くと、
「んっ・・・おおっ!?・・・お゛お゛え゛え゛っっ!!」
 ゴポオォォッ
 肉で栓をされて胃の腑から、人体に納まっていたとは思えぬほどの精が溢れ出す。

 絵美は嘔吐しながらも、
「おえっ・・・んぷっ・・・んふぅっ」
 貴重な摩耶の精を少しでも押しとどめようと口を窄めるが、
 ビシャァァッ
 多量の精がそれを許さない。

 そんな健気な絵美に摩耶は、両手と両足をつき、絵美の上で犬這いになると、
 チュッ
 彼女にキスをし、
「・・・大丈夫よ、絵美・・・また私のチンポ・ジュース、一杯飲ませてあげる・・・だから、ね?・・・安心して」
 そう言いながら優しく頭を撫でる。
 それに漸く絵美は、
「・・・」
 安堵の笑みを浮かべると、一頻り嘔吐した後、漸く『果てた』のだった。
 


「・・・すぅっ、すぅっ・・・」
「・・・うふふ」
 安らかな呼吸音を立て始めた絵美から顔を上げると摩耶は、狩猟者の表情で、最後の獲物に狙いを定めようとする。

 しかし、
「・・・摩耶ちゃぁん・・・」
 仲間達の狂宴を前に、一人お預けを食らわされた形の麻里は、
 クチャッ、クチャッ
 シュッ、シュッ
 今にも泣き出しそうな表情で二つの性器を弄び、己を慰めていた。

「・・・麻里・・・」
 そんな彼女に摩耶は一転、『淫魔』から『慈母』へと表情を変え、
 トスッ
 浴場の椅子に腰を下ろすと、
「・・・麻里、おいで」
 そう言って、両手を広げながら柔らかな笑みを浮かべ、『愛し子』を迎える。

 それに麻里は、
 トトトッ
 足早に摩耶へ歩み寄ると、
「・・・んっ・・・ふっ・・・」
 ズヌヌッ
 挿入さえもどかしい程に、摩耶のモノを己の中へ収めるのだった。

 摩耶はそんな麻里の背中をあやす様にポン、ポン、と叩きながら、
「・・・ごめんね・・・」
 と、
 ギュッ
 麻里を抱き締めるが当の麻里は、摩耶の胸に顔を埋めながら、
「・・・寂しかったもん・・・」
 そう愚図る。

 しかし、麻里から伝わってくる温もりやその吐息から摩耶は、彼女が安堵していることを感じ取っていた。
 『母』や『姉』として接し、幾度も肌を重ねてきた麻里の心情はまるで『我が子』の様に、手に取るように解る。

 だから摩耶は敢えて、
「・・・でもね・・・みんなだって気持ち良くなりたいの・・・麻里だって・・・そうでしょう?」
 そう麻里を諭すのだった。

「・・・うん・・・」
 麻里はバツが悪くなったのか、摩耶の胸に押し付ける様に顔を埋め、そう呟く。
 これは麻里が、反省した時の癖に違いない。
「・・・くすっ・・・」
 そんな素直な麻里の反応に摩耶は思わず笑みを零すと麻里の頭を撫でながら、彼女の耳許に口を寄せ、
「・・・ねぇ・・・シよっか」
 麻里が今一番望むであろうことを囁くのだった。



「・・・んっ・・・ちゅっ・・・」
 摩耶は麻里に啄む様なキスをすると、
 ユサッ、ユサッ
 ゆっくりと腰を突き上げ始める。
 甘えん坊の麻里は、摩耶に抱き締められながら突き上げられるセックスが大好きなのだ。
 そして何よりも、
「・・・んっ・・・摩耶、ちゃん・・・もっと・・・奥ぅ・・・」
 彼女の小さな子宮口を嬲られることに悦を感じるのである。

「・・・わかったわ・・・」
 摩耶はいつもの『お願い』に、腰を浮かせ、麻里の母性を直接突こうと、顔を上げた。
 すると、6つの熱視線が、
「・・・たい、ちょお・・・」
「・・・はぁっ、はぁっ」
「・・・麻里ちゃん・・・気持ち、良さそう・・・」
 自分と麻里の痴態を肴に女陰と男根を弄り、羨望の眼差しを向けていることに気づくのだった。

 普段の摩耶であれば、麻里の望むままにセックスを続けたに違いない。
 しかし、部下達と交わったことで彼女の精神も昂ぶっていたのか、ムクムクと悪戯心が摩耶の中に沸く。

「・・・うふふっ、麻里・・・」
 摩耶は、麻里と繫がったまま、
 グチュッ・・・グリュッ
 麻里の体を反転させると、
 グイッ
 彼女の膝裏を持ち、子供にオシッコをさせる様な体勢を取らせる。

「・・・え?・・・え?」
 急に視界が開けた麻里は困惑するが直ぐに、
「・・・い・・・やぁっ!!」
 己の痴態を仲間が凝視していることに気づき、悲鳴を上げた。

 だがそんな普段は見たこともない彼女の『恥じらい』に、今度は嗜虐心を刺激された摩耶は、
「ふふっ、麻里・・・折角だからみんなに、麻里のエッチなところをぜえぇんぶ・・・見て貰いましょう?」
 そう言って妖しい笑みを浮かべると、
 ズクッ、ズクッ
 麻里への突き上げを再開する。

 ズチュッ、ズチュッ
 幼い秘裂に出入りする肉棒と、それに押し広げられ、
 ブルッ、ブルッ
 可愛らしく震える媚肉が、3匹の淫魔達の眼前で詳らかとなる。

 摩耶はそれが『衆目』に触れるようわざと、
 ズヌッ、ズヌッ
 ストロークを深く、ピッチは長めに抽送した。

 更に、
 ギュムッ
 麻里の固くなった牡槍を握り潰すかの様に、強く握ると、
 ギュムッ、ギュムッ
 まるで麻里の『牡』を確かめるが如くゆっくりと、扱き始める。
 麻里の性感帯を知り尽くしている摩耶は、彼女が好むアクセントを加えながらも、『見せる』ためのセックスを麻里に強いるのだった。

「・・・麻里」
「・・・麻里、すっげえエロい・・・」
「・・・麻里ちゃぁん」
 淫魔の3人は自慰を続けながら二人へにじり寄り、『観衆』として飽き足らぬ彼女達は『演者』として、淫らなショーに加わろうとする。

 ビチュッ、ビチュッ
 普段よりも多い蜜を零す接合部には、
「・・・麻里のお汁、とっても美味しそう・・・んちゅっ・・・」
「麻里、カマトトぶってるくせに、こんなにビチョビチョじゃねぇか・・・んふっ」
 絢音と恵が左右から舌を這わせ、
「・・・麻里ちゃんのオチンチン、可愛い♡・・・んくっ」
 勃起した肉棒には絵美がむしゃぶりついた。

「・・・ひあぁっ!?・・・みんなぁ・・・嫌ぁ、やめてぇ・・・」
 麻里は己に群がる仲間達にそう懇願するが、
 ギュウゥゥッ
 摩耶を締め付ける彼女の中心は、それが本心ではないことを吐露している。

 ギチッ、ギチッ
「・・・ん・・・キッつ、う・・・」
 麻里を突き上げ続けてはいるものの、いつもより遙かにきつい締め上げで摩耶は直ぐに、余裕を失ってしまった。

「・・・麻、里・・・ごめ、んっ・・・もう、我慢できな、いっ!!」
 摩耶はそう『謝罪』の言葉を漏らすと、
 グヌッ、グヌッ
 獣欲の限りに、麻里を荒々しく突き上げ出す。

「・・・いっ、はっ・・・摩耶、ちゃんっ・・・はげしっ、よほぉっ!!」
 プルンッ、プルンッ
 麻里は慎ましい胸を激しく振るわせながら、苦悦の表情を浮かべるが、
「ん、じゅうぅっ・・・麻里のマン汁すげぇ・・・飲みきれねえよ・・・」
 矢張り彼女の体は、自身が『嘘つき』であることを告白してしまうのだった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 その一方で、
 グヌルッ、グヌルッ
 麻里の『潤滑油』で何とか『性交』している摩耶も、
「・・・いっ・・・はぁっ!・・・麻里ぃ、ダメぇ・・・あたし、イキそう・・・」
 限界を迎え、苦悦の表情を浮かべている。

「・・・いい、よっ・・・摩耶ちゃん・・・麻里の中に・・・いっぱいだして♡」
 そんな摩耶に麻里は、油汗をかきながらも微笑を浮かべ、
 グヌッ、グヌッ
 最上の肉襞で応えるのだった。

 それに摩耶は堪らず、
「・・・いっ、ひゃぁあっ!?・・・イ、イクぅっ!!」
 そう絶叫すると、
 ドブッ、ドブッ、ドブンッ
 これまで3人を相手にしたとは思えぬほどの精を、麻里の中へ放つ。

 それに合わせる様に、
「・・・いっ、ふぅぅっっ!!」
 ボゴンッ、ボゴンッ
 小さな腹を膨らませながら麻里も絶頂し、
「・・・おっ、おほおぉぉっ!?」
 ブシャァァッ
 盛大に失禁しながら、
 ビュルッ、ビュルッ
「・・・うぶむぅっ!?」
 絵美の口内へ奔流を射精した。

 ビチャッ、ビチャッ
 絢音と恵は頭上から黄金水を浴びながらも、
 ブシュッ、ビチュゥッ
「・・・ぴちゃっ・・・んふっ・・・」
「・・・あむっ・・・れろっ・・・」
 摩耶と麻里の結合部から溢れ飛び散る淫液を舐め取り、
 ビュクッ、ビュクッ
「・・・んくっ、んくっ」
 摩耶に負けじと激しく吹き続ける麻里の精液を、絵美は必死に飲み干してゆく。

 普段よりも『多彩』な責めに麻里は、
「おほっ、ほっ♡」
 幼女とは思えぬ『売女』の如き表情を浮かべ、その悦に全身を浸していた。

 一方摩耶も、
 ギュムムッ
 普段より強く締め付ける麻里の膣圧に、
「うっ、うんっ・・・うふんっ♡」
 ドブッ、ドブッ
 蕩けた表情で、粘液質な特濃の精液を放ち続ける。

 その『恩寵』に預かった絢音と恵は、
「・・・んちゅっ・・・あはっ、隊長と麻里のジュース、すっごく美味し♡」
「・・・ぷはっ・・・隊長のザーメン、すっげぇドロドロでたまんねぇ♡」
 矢張り至福の表情で精汁を啜り、
 ドピュッ、ドピュッ
「・・・んくっ・・・あはぁっ、麻里ちゃんのせーし、とっても飲みやすい♡」
 絵美は『幼い味わい』の精を、十二分に堪能するのだった。



 ドピュッ
 摩耶が最後の精を麻里へと放ち、
「・・・んっ・・・」
 グチュッ
 麻里の膝裏を持って体を離そうとした刹那、
「・・・うっ・・・うぇえぇんっ!!・・・摩耶ちゃんの・・・みんなのバカぁ!!」
 麻里は目に手を当て、泣き出してしまった。
 
「・・・えっ?えっ?」
 これまで経験したことのない感情の発露に摩耶は、目を白黒させながら慌てふためくがそんな彼女に麻里は、
「恥ずかしかったんだもん!・・・こんなのないよぉ・・・」
 そう言って追い打ちをかける。

 摩耶は動揺しながらも、
「ごめん、ごめんね、麻里・・・今度は麻里の好きな形でもう一回シてあげるから・・・ね?」
 そう、麻里の気を取り直そうと必死の説得を試みた。
 如何に乗せられたとは言え、こんな『幼い』娘を泣かせたことに、摩耶の胸はズキズキと痛む。

 摩耶の必死の提案に麻里は漸く、
「・・・ほんとぉ?・・・」
 目に手を当てたままではあるが、どうにか泣くのを止めてくれたようだ。
「・・・ふぅ」
 摩耶はそれに、ほっと息をつく。
 しかしそれは、
「・・・おい、麻里・・・お前・・・嘘泣きしてんだろ?」
 恵の言葉によって覆された。

 麻里は一瞬、ビクッと体を震わせたかと思うと、
「・・・バレた?」
 舌をペロっと出しながら文字通り『小悪魔』の笑みを浮かべる。
 恵の言うとおり、麻里の眦には涙の跡など微塵もない。

「・・・だって、すっごく気持ち良かったんだもん・・・だから、ね、もう1回、摩耶ちゃん」
「だから・・・じゃねぇっ!・・・隊長のチンポはその・・・俺の・・・いや、みんなのもんだろっ!!」
「そうよ麻里!・・・私だって、次は隊長と・・・セックスしたいもん」
「麻里ちゃん、私ももう1回・・・隊長のせーし、飲みたいな」
「もうっ、みんなダメぇっ!!・・・摩耶ちゃんはわたしのだもんっ!・・・摩耶ちゃん、早くチンポしてぇ」

 摩耶は黄色い声で己を取り合う部下に苦笑を浮かべながらも、己の『謝罪』がどうにか受け容れてもらえた−そのことに、胸を撫で下ろしていた。
 そして彼女の『苦笑』はいつしか、『微笑』へと変わってゆく。

 彼女の可愛い部下は、欲望に忠実で、実に素直な娘達だ。
 そんな彼女達でも当然、秘密の一つや二つは持っていることだろう。
 だが、神凪の社に巣くう、黒い欲望に塗れた魑魅魍魎の如き輩と比べれば、何と清々しいことか−

 摩耶は一層優しい表情を浮かべ、愛しい淫魔達を見つめた。
 彼女の眼前には『仲間』−そう呼べる存在が居る。
 この大切な『仲間』を慈しみ護る−それが今の摩耶にとって最大の使命であり、幸福なのだ。

 摩耶は、そんな『仲間』達から許しを請うだけではなく、どうすれば悦んで呉れるか−一人ずつ心ゆくまで愛し合うか、それとも皆で乱れ合うか−皆の性癖と己の性技を天秤にかけながら、彼女達にとって『最善のセックス』に思いを巡らせる。

「うふふ・・・」
 そんな摩耶は、己の逸物を固くしつつ、心からの笑みを浮かべた。
 そして彼女は思うのだ。
 こんな時がずっと続けば良いのに、と。

 しかしそれは儚い願望でしかないことを、この時の彼女が知る由もなかった−

Bad End After_黒巫女(7) おわり

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